2021/09/15
No.119
先日政府が公表した内容によると、新型コロナウイルスワクチンを2回打ち終えた人の割合が5割を超えました。。少なくとも1回目を済ませた割合は6割強に達し、感染した場合の重症化リスクが高い高齢者は9割近くが2回接種を終えたというのです。
しかし、ワクチンを打てば絶対に新型コロナウイルスに感染しないというわけではありません。ワクチン接種により体内の免疫反応が正常に働き、感染ウィルスに対する抗体産生が十分でなければ必ずしも予防には至りません。
変異株の拡大で新型コロナウイルス感染者数が増加している今、免疫力と睡眠の関係が注目されています。
これまでのワクチン研究では「ワクチンが最大限の効果を発揮するには十分な睡眠が必要である」とされています。例えばインフルエンザワクチン接種の際、睡眠が十分でない場合にそのワクチン効果が半減したとの研究結果があります。
しかしながら、現在新型コロナワクチンと睡眠についての明確な研究結果は発表されていません。
そんな中、国立精神・神経医療研究センター病院(NCNP病院)は、新型コロナワクチンの効果と睡眠の関係を明らかにするための臨床研究に協力する参加者の募集を始めました。
対象は新型コロナワクチン接種を予定している20歳以上60歳未満の男女。1回目接種前に睡眠に関するアンケートを取ったうえ、2回目接種後2週間までの約5週間、活動量計を携帯し、睡眠日誌をつけてもらい、最後に採血して十分な免疫があるかどうか抗体価を測定し、ワクチン効果と接種後の睡眠時間に有意差があるかどうかを調べというのです。
いまだ解明されていない新型コロナワクチンと睡眠の研究が進めば、感染流行の早期終息に貢献できる一手になるかもしれません。